目立ちにくい装置や取り外せることで人気を集めている「マウスピース矯正」。
歯科矯正を受けるなら、マウスピース矯正を第一候補に検討している方も多いのではないでしょうか。
今回は、マウスピース矯正のメリット・デメリットや、適している症例を詳しく解説します。マウスピース矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてくださいね。
マウスピース矯正とは?
マウスピース矯正とは、透明のマウスピースを装着して、少しずつ歯を動かしていく矯正方法のひとつです。
奥歯を含む歯並びの改善も行う全体矯正と、気になる前歯だけを改善する部分矯正があります。
一般的な矯正方法であるワイヤー矯正との大きな違いは、「装置が透明で目立たない」「装置をいつでも自分で取り外せる」などの点です。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
マウスピース矯正のプラス面・マイナス面としては、以下のような特徴が挙げられます。
マウスピース矯正の4つのメリット
- 装置が透明で目立たない
- いつでも自分で取り外せる
- 通院にかかる負担が少ない
- 金属アレルギーでも治療を受けられるできる
マウスピース矯正は装置が透明なため日中でも目立たず、普段と同じような口元の印象で生活を続けられます。
また、装置は取り外し式のため、どうしても目立たせたくないシーンや食事の際にはマウスピースを取り外せます。
新しいマウスピースへの交換も自宅で行えるため、毎月の通院にかかる負担も少ないでしょう。
さらに、装置は医療用のプラスチックで製作します。金属のアレルギー反応が心配な方でも、治療を受けられるのもメリットの一つです。
マウスピース矯正の3つのデメリット
- 気軽に飲食ができない
- 徹底した自己管理が不可欠
- 適している症例に限りがある
マウスピース矯正では、装置をつけたまま飲食できません(水と炭酸水はOK)。そのため、治療中に気軽に飲んだり食べたりできないことが不便に感じる方も多いです。
また、装着時間の管理やマウスピースの保管をおろそかにしていると、治療がスムーズに進まないこともあります。ワイヤー矯正よりも、自己管理が重要である点は理解しておきましょう。
さらに、適している症例の範囲に限りがあるため、マウスピース矯正で治療を受けられないこともあります。
マウスピース矯正の治療プロセス
マウスピース矯正は一般的に次のような流れで進んでいきます。
- カウンセリング
気になっている部分や理想の歯並びなどを相談し、歯科矯正の大まかな説明を受けます。
- 適性診断・精密検査
マウスピース矯正に適しているか検査を行い、治療計画を作成します。
- マウスピースの作成
治療計画の説明を受け、問題がなければ契約とマウスピース作製に進みます。
- 治療開始
マウスピースが完成すれば、歯科医師の指示を守りながら、自宅でマウスピースを交換しながら治療をスタート。
- 保定期間へ移行
理想の歯並びまで歯が動いたら、治療は終了です。整えた歯並びが再び乱れないよう、保定期間へ移行します。
- 経過観察
保定装置を装着しながら、歯並びに問題がないか定期的に経過観察を行います。
マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例
マウスピース矯正は適用範囲が限られているため、誰でも治療を受けられるわけではありません。
マウスピース矯正で治療できる症例・できない症例は、次のとおりです。
治療できる症例 | 治療できない症例 |
歯科矯正の後戻りの改善 軽度から中度の乱れや出っ歯 軽度な前歯のすき間や八重歯 軽度な噛み合わせの問題 | 骨格に問題のある噛み合わせ 歯を大きく動かす必要のある症例 数本のインプラントが入っている 自己管理が難しい生活習慣である |
軽度から中度の歯並びの乱れであれば、マウスピース矯正で治療できる可能性があります。
一方で、「抜歯が必要」「骨格に問題がある」など、適応外のケースで無理やりマウスピース矯正をするのはおすすめできません。
いずれにしても、マウスピース矯正ができるかを知るためにもまずは適性診断を受けてみましょう。
マウスピース矯正の金額と治療期間の目安
マウスピース矯正は、歯を動かす範囲や使用するマウスピースの枚数により、費用や治療期間が異なります。
費用と治療期間の目安は、次のとおりです。
費用 | 治療期間 | |
全体矯正 | 60~100万円 | 2~3年ほど |
部分矯正 | 30~60万円 | 数ヶ月~1年ほど |
気になる部分だけを改善する部分矯正であれば、安い費用で治療を進められます。
どちらの方法が適しているかどうかは、歯科医院で検査を受けて医師と相談してから決めましょう。
マウスピース矯正で失敗しないためのポイント
マウスピース矯正で失敗しないためにも、次のポイントを意識してみましょう。
- 自分に適している症例か見極める
- 歯科医師の指示をしっかり守る
- 違和感を覚えたらすぐに相談する
- 毎日の口腔ケアを欠かさずに行う
マウスピース矯正は自宅で治療を進められる手軽さがある一方で、自己管理が欠かせない矯正方法です。
自宅での管理やケアをきちんと行い、違和感を覚えたら放置せず、歯科医師とよく相談しながら治療を進めましょう。
マウスピース矯正の適性診断ならお気軽にご相談を!
マウスピース矯正は治療中の見た目が気にならないことや、いつでも取り外せることがメリットの矯正方法です。
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