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オフィスホワイトニングとは?1回で終わらない理由と必要な回数の決まり方を中立解説

結婚式や撮影の予定が決まっていて、それまでに歯の色をなんとかしたい。そんなときに候補に挙がるのが、歯科医院で受けるオフィスホワイトニングです。

ただ、説明は一つに定まっていません。「1回で白くなる」とするものもあれば、「理想の白さまでは3〜5回」とするものもあります。どちらを前提に予定を立てればよいのか、迷うところです。ここでは、1回で終わらないのはなぜかという仕組みから、自分に必要な回数がどう決まるのかまでを順に整理します。

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目次

オフィスホワイトニングとは、医院で高濃度の薬剤を使う方法

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が歯の表面に薬剤を塗り、光を当てて歯を白くする方法です。施術はすべて医院内で完結し、1回あたりの所要時間は1時間前後が目安になります。

使われるのは過酸化水素という薬剤です。歯の内部の色素を分解する働きがあり、光や熱が加わることで反応が進みます。濃度はおおむね15%から35%程度と高く、取り扱いに管理が要るため、医院でしか行えません。

自宅で行うホームホワイトニングとは、使う薬剤から違います。ホームで使うのは過酸化尿素で、口の中で分解して過酸化水素に変わりますが、生じる量はもとの濃度の3分の1程度です。低い濃度の薬剤を長い時間かけて作用させるホームに対し、オフィスは高い濃度を短時間で作用させます。1回あたりの変化が大きいのは、この違いによるものです。

自宅で進める方法の流れについては、ホームホワイトニングとは?で整理しています。

1回で終わらないのはなぜか

「1回で白くなる」も「3〜5回必要」も、どちらも間違いではありません。見ている時点が違うだけです。ここを理解しておくと、回数の話がすっきりします。

1回で分解できる色素の量には限りがある

薬剤が作用する時間は、1回の施術のあいだだけです。歯の内部に沈着した色素は一度にすべて分解されるわけではなく、施術ごとに少しずつ分解が進みます。

もとの色が濃いほど、分解すべき色素の量も多くなります。1回の施術で到達できる範囲には上限があるため、目標が高ければ回数が要る、という関係になります。

施術直後の白さには、あとで戻る分が含まれる

施術直後に鏡を見ると、想像以上に白く見えることがあります。これは色素が分解された分だけでなく、施術中に歯の表面が一時的に乾いた状態になっているためです。

歯は水分を含むと色が濃く見えます。乾いているあいだは白く見え、日常に戻って水分が戻ると、その分だけ色が落ち着きます。「1回目が効いた気がしたのに数日で戻った」という感覚が生まれるのは、この一時的な変化が含まれているからです。

戻るのは脱水によって白く見えていた分で、分解された色素が元に戻るわけではありません。ここを混同すると、効果がなかったと受け取ってしまいます。

間隔をあけて重ねると、残る白さが積み上がる

そのため、判断は施術直後ではなく、数日たって落ち着いてからの色で行います。落ち着いた状態を出発点にして次の施術を重ねると、戻らない白さが少しずつ積み上がっていきます。

1回だけでも変化はありますが、目標の白さまで届くかどうかは別の話です。複数回を前提にした計画のほうが、結果を見通しやすくなります。

必要な回数を決める3つの変数

「3〜5回」という数字は平均的な目安であって、誰にでも当てはまるものではありません。必要な回数は、次の3つで決まります。

1. もとの歯の色

出発点が違えば、同じ白さに届くまでの距離も変わります。もともと明るめの方は少ない回数で目標に届き、色が濃い方はより多くの回数が要ります。

2. 変色の原因

黄ばみの原因によって、薬剤の効きやすさが変わります。飲食物による着色が主な原因であれば比較的反応しやすい一方、加齢によって象牙質の色が濃くなっている場合は、変化がゆるやかになります。

テトラサイクリンという抗菌薬の影響による変色や、神経を失った歯の変色は、期待どおりに反応しないことがあります。この場合は回数を重ねる以外の選択肢が検討されます。

3. 目標の白さ

どこで満足するかによって、必要な回数は変わります。写真で自然に見える程度でよいのか、はっきりと白くしたいのかで、距離が変わるためです。

この3つは、いずれも診察を受けないと確定しません。開始前にシェードガイドと呼ばれる色見本で現在地を確認し、目標を決めておくと、必要な回数の見当がつきやすくなります。予定が決まっている場合は、その日から逆算して間隔と回数を組み立てます。

通う期間と費用の目安

複数回を前提にすると、通う期間もあわせて考えることになります。施術は連続して行うのではなく、歯を休ませるために間隔をあけて進めるのが一般的です。そのため、数回のコースであれば数週間から1ヶ月半程度をみておくと計画が立てやすくなります。

費用は1回あたりの金額で示されることが多く、相場としては1回2万円から5万円程度が目安とされています。幅があるのは、使う薬剤や光の種類、施術の内容が異なるためです。

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。

・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります

・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります

・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

料金表を見るときに注意したいのは、「1回」や「1クール」が何を指すかが歯科医院によって違う点です。1回の施術を指す場合もあれば、複数回をまとめた料金の場合もあります。総額を比べるには、何回分の金額なのかをそろえて確認する必要があります。

自分の歯だとどのくらいの回数が必要か、予定に間に合うかは、口の中を診てもらうと具体的になります。オフィスホワイトニングの詳細はこちら

持続期間と、白さを保つ考え方

到達した白さは、そのまま維持されるわけではありません。持続期間は数ヶ月から半年程度が目安とされますが、もとの歯の色や生活習慣によって変わります。

色が戻る主な要因は、日々の飲食による着色と加齢です。コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなどを口にする機会が多い方は、戻るのが早い傾向にあります。

維持の進め方には、間隔をあけて再度施術を受ける方法と、自宅で行う方法を組み合わせる方法があります。短時間で仕上げたい場面と、時間をかけて保ちたい場面では向く方法が変わるため、目的と通える頻度から選ぶことになります。どちらが優れているという関係ではありません。

リスクと、受けられない場合

高い濃度の薬剤を使う方法である以上、押さえておきたい点があります。

しみることがある

施術中や施術後に、歯がしみたり、じんとした感覚が出たりする場合があります。これは薬剤が象牙質に届く過程で起こるもので、多くは一過性です。

もともと冷たいものがしみやすい方は、その旨を事前に伝えておくと、薬剤の種類や照射時間を調整してもらえる場合があります。我慢して続けるものではないので、施術中に違和感があれば伝えてください。

人工物は白くならない

薬剤で色が変わるのは天然の歯だけです。詰め物や被せ物、差し歯、インプラント、セラミックの色は変わりません。

前歯に人工物が入っている場合、周囲の歯が明るくなるほど色の差が目立つことがあります。人工物の色を合わせ直すには作り替えが必要になるため、始める前に方針を相談しておくと安心です。

受けられない場合がある

無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方は受けられません。未治療のむし歯や重度の歯周病がある場合、エナメル質形成不全がある場合も、そのままでは進められません。未成年については年齢だけで一律に判断されるものではなく、歯の成熟度によって適応が変わります。

始める前にむし歯や歯周病の治療を済ませ、クリーニングで表面の着色を落としておくと、薬剤が均一に作用しやすくなります。

自分が対象にあてはまるか、どの方法が合うかは診察で確認できます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら

オフィスホワイトニングに関するよくある質問

1回だけ受けても意味はありますか

1回でも色の変化はあります。ただし施術直後の白さには一時的に乾いて白く見える分が含まれるため、数日たつと少し落ち着きます。目標の白さまで届くかどうかは、もとの色と目標によります。

何日前までに始めれば予定に間に合いますか

複数回を前提にすると、間隔を含めて数週間から1ヶ月半程度をみておくと計画が立てやすくなります。予定が決まっている場合は、その日から逆算して相談すると調整しやすくなります。

施術後に食事の制限はありますか

施術直後は歯の表面が着色しやすい状態になっています。色の濃い飲食物は一定時間避けるよう案内されるのが一般的です。具体的な時間や対象は施術内容によって異なるため、当日に確認してください。

矯正中でも受けられますか

装置の種類と治療の段階によります。可否の考え方は矯正中にホワイトニングはできる?で解説しています。担当の歯科医師に確認したうえで進めてください。

まとめ

オフィスホワイトニングは、医院で高濃度の過酸化水素を使い、短時間で歯の色を明るくする方法です。1回でも変化はありますが、直後の白さには一時的な脱水による分が含まれるため、判断は数日たってからの色で行います。

必要な回数は、もとの歯の色・変色の原因・目標の白さという3つで決まります。平均の回数をあてはめるより、この3つを診察で確認するほうが確実です。予定がある方は、その日から逆算して相談してみてください。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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