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ホワイトニング後の食事は理由で判断できる|避ける3つの理由と時間の目安を中立解説

避けるものの一覧は見た。ただ、そこに載っていないものが出てきたときに判断できない。結局、水だけで過ごしている。そんな状態の方は少なくありません。

一覧を覚える必要はありません。避けるものには3つの理由があり、それぞれ対象も期間も違います。理由が分かれば、目の前にあるものが該当するかどうかを自分で判断できます。ここでは、その3つと時間の目安を見ていきます。

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目次

なぜ食事に気をつけるのか ― ペリクルという膜

まず、なぜ制限があるのかからです。

歯の表面は、ペリクルと呼ばれる薄い膜で覆われています。唾液に由来するもので、常に歯を覆っています。

この膜には2つの顔があります。

ひとつは、着色の原因になる面です。飲食物に含まれる色素は、この膜と結びついて歯に残ります。歯の着色が起きる仕組みそのものが、この膜を介したものです。この点については歯の黄ばみを取る方法で扱っています。

もうひとつは、歯を守る面です。ペリクルはエナメル質を酸から保護する役割も持っています。酸性のものが口に入っても、この膜がある程度受け止めています。

ホワイトニングの薬剤を使うと、この膜が一時的に失われます。つまり施術後の歯は、色素が直接エナメル質に届きやすく、同時に酸から守られていない状態になっています。

この膜が戻るまでの時間が、制限の期間にあたります。

避ける理由は3つある

ここが本題です。避けるものには理由が3つあり、それぞれ性質が違います。

理由何が起きるか対象
①着色を受けやすい色素が直接エナメル質に届く色の濃いもの
②酸から守られていない酸の影響を受けやすい酸味のあるもの
③刺激が伝わりやすいしみる感覚が出やすい熱いもの・冷たいもの・辛いもの

理由1 ― 着色を受けやすい

もっとも知られている理由です。ペリクルが失われているあいだは、色素がエナメル質に直接触れます。普段より色が残りやすい状態です。

対象になるのは、色の濃い飲食物です。コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、ソース類、ケチャップ、チョコレート、ぶどうやベリー類、色の濃い野菜など。醤油やみそも色が濃い部類に入ります。

判断の目安としては、白い服にこぼしたときに染みになりそうかを考えると分かりやすくなります。

飲食物以外では、喫煙も理由1に該当します。タバコに含まれるタールは歯の表面に付着しやすく、色素としては飲食物より強く残る部類にあたります。ペリクルが失われているあいだは、普段以上に付きやすい状態です。制限時間のあいだは控えるほうが、施術の結果を保ちやすくなります。

理由2 ― 酸から守られていない

こちらは見落とされやすい理由です。

ペリクルには酸から守る役割があるため、それが失われているあいだは酸の影響を受けやすくなります。エナメル質は酸に弱く、一時的にやわらかくなることがあります。

対象になるのは、酸味のあるものです。レモンやグレープフルーツなどの柑橘類、酢を使った料理、ヨーグルト、炭酸飲料、そして白ワイン

ここで押さえておきたいのが、これらは色が薄いという点です。色の濃さだけで判断すると、白ワインや炭酸水は問題ないように見えます。ところが酸性という別の理由で対象になります。

「色が薄いから大丈夫」という判断が通用しないのは、このためです。

理由3 ― 刺激が伝わりやすい

3つ目は、しみる感覚に関わる理由です。

薬剤の作用にともなって、刺激が神経に近い部分へ伝わりやすい状態が一時的に生じます。この状態では、熱いものや冷たいものが響くことがあります。

対象になるのは、熱い飲み物やスープ、冷たい飲み物やアイス、わさび・からし・マスタード・香辛料などです。

ただし、①②と違って症状が出ていなければ神経質になる必要はありません。しみる感覚がなければ、通常どおりで構わない部分です。仕組みと対処についてはホワイトニングの知覚過敏は歯が傷んだのではないで扱っています。

3つを覚えるのではなく、目の前のもので判断する

一覧を暗記する必要はありません。目の前にあるものについて、次の3つを確認するだけです。

色が濃いか。酸っぱいか。熱い、冷たい、辛いか。

どれにも当てはまらなければ、対象外と考えられます。一覧に載っていないものが出てきても、この3つで判断できます。

時間の目安は方法によって一桁違う

次に、いつまで気をつけるかです。

医院で施術を受けた場合、24〜48時間程度が目安とされています。

自宅で行う方法の場合、装着を外してから2〜3時間程度が目安とされています。

この差は大きく見えますが、理由があります。使う薬剤の濃度と作用させる時間が違うため、ペリクルの失われ方も違うということです。

医院で行う方法は高い濃度を短時間作用させ、自宅で行う方法は低い濃度を長時間かけて作用させます。同じ物質がはたらいていても、1回あたりの作用の強さが違うため、回復までの時間も変わります。この設計の違いについてはホワイトニングの仕組みは2つあるで扱っています。

ただし、実際の時間は使う薬剤によって変わります。施術のあとや薬剤を受け取るときに確認してください。

なお、理由3の刺激については時間ではなく症状が目安です。しみる感覚が続いているあいだは避け、落ち着いたら戻して構いません。

自宅で行う場合は毎日の設計になる

自宅で行う方法を選んだ場合、押さえておきたい点があります。制限は1回きりではなく、装着のたびにかかるということです。

毎日続ける方法なので、毎日2〜3時間の制限が生じます。これを我慢の問題として捉えると続きません。生活の中にどう組み込むかという設計の問題として考えるほうが現実的です。

夜に装着する場合、夕食 → 歯磨き → 装着 → 外す → 就寝、という流れにすると、制限時間が睡眠と重なります。この組み方なら、制限をほとんど意識せずに済みます。

逆に、外したあとに夜食をとる習慣や、寝る前に飲み物を飲む習慣があると、制限にぶつかります。この場合は装着の時間を早めるという調整が考えられます。

朝に装着する場合は、外したあとの朝食が制限にかかります。朝食の時間を後ろにずらせるかどうかで、続けやすさが変わります。

つまり、装着の時間帯を先に決めるのではなく、自分の食事の時間から逆算して決めるほうがうまくいきます。装着の進め方はホームホワイトニングのやり方で扱っています。

自分の生活で無理なく回る組み方は、相談すると具体的になります。オフィスホワイトニングの詳細はこちら

予定がある日はどうするか

会食や外食の予定がある日について、現実的な対応を挙げます。

装着の時間をずらすか、その日は行わない。 これがもっとも簡単です。抜けた日があっても、翌日から再開すれば続けられます。1日抜けたことで台無しになるものではありません。この点はホワイトニングの頻度は2段階で変わるでも扱っています。

避けられない場合は、そのあとの対応で減らす。 食後すぐに水で口をすすぐ、食事中に水を一緒に飲む、飲み物はストローを使って歯に触れる面を減らす。完全になくすことはできませんが、色素が留まる時間は減らせます。

完全に避けるより、そのあとの対応を習慣にするほうが続きます。 制限を守れない日が続くと、そもそもやめてしまうことになりかねません。

医院での施術を受ける場合は、予定から逆算して日程を決めます。大事な予定の直前に施術を入れると、制限時間と重なることがあります。

食べてよいものの考え方

避けるものの裏返しになりますが、考え方として整理します。

色が薄く、酸性でなく、極端に熱くも冷たくもないものが対象外にあたります。

具体例を挙げると、白米、白身魚、鶏肉、豆腐、牛乳、白いパン、じゃがいも、大根、白菜、クリーム系でないパスタなど。うどんも麺そのものは対象外ですが、つゆの色には注意が要ります。

ただし、これも一覧として覚えるものではありません。迷ったら色と酸味で判断する。それで足ります。

費用と、制限を守れなかった場合

費用の目安を挙げておきます。医院で行う施術は1回2万〜5万円程度です。自宅で行う方法は、マウスピースの作製と初回分の薬剤を合わせて2万〜5万円程度が一般的な目安とされています。

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。

・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります

・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります

・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

制限を守れなかった日があっても、それまでの分がなくなるわけではありません。着色を受けやすい時間帯だったというだけで、取り返しがつかないものではないためです。

ただ、着色が付けばその分は落とす手間がかかります。次からは意識するという程度で構いません。費用の全体像はホワイトニングの値段はいくら?で扱っています。

自分の生活だとどう進めるのが現実的かは、相談すると整理できます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら

ホワイトニング中の食事に関するよくある質問

水以外に飲めるものはありますか

牛乳や、色の薄いお茶であれば対象外と考えられます。ただし緑茶にはタンニンが含まれ着色に関わるため、色の濃いものは避けたほうが無難です。炭酸水は色が薄くても酸性なので、理由2に該当します。

制限時間中にうっかり食べてしまいました

すぐに水で口をすすいでください。色素が留まる時間を減らせます。それだけで台無しになるわけではないので、次から気をつけるという受け止め方で構いません。

白ワインは色が薄いので大丈夫ですか

色という点では問題が小さいのですが、酸性であるため理由2に該当します。ペリクルが失われているあいだは酸の影響を受けやすいので、制限時間内は避けたほうがよい部類に入ります。赤ワインは色と酸の両方が当てはまります。

タバコはいつから吸えますか

飲食物と同じ考え方で、制限時間のあいだは控えるほうが無難です。タールは色素として残りやすく、ペリクルが失われている時間帯はとくに付きやすくなります。なお、喫煙の習慣がある場合は施術後の時間帯だけでなく、その後の色の戻り方にも関わってきます。

ずっと制限が続くのですか

続きません。ペリクルが戻れば通常どおりに戻せます。医院での施術なら24〜48時間程度、自宅で行う方法なら外してから2〜3時間程度が目安です。ただし、目標に届いたあとも着色は蓄積していくため、維持を考えるなら日常の対応は続けるほうが色が戻りにくくなります。

まとめ

ホワイトニング後に食事を気にするのは、歯を覆っているペリクルという膜が一時的に失われるためです。この膜は着色の原因になる一方、酸から守る役割も持っています。

避けるものには3つの理由があります。着色を受けやすいこと、酸から守られていないこと、刺激が伝わりやすいこと。理由が違えば対象も違い、色が薄くても酸性なら対象になります。一覧を覚えるより、目の前のものが「濃いか・酸っぱいか・熱い/冷たい/辛いか」で判断するほうが応用が利きます。

時間の目安は、医院での施術なら24〜48時間程度、自宅で行う方法なら外してから2〜3時間程度とされています。使う薬剤によって変わるので確認してください。自宅で行う場合は毎日のことになるため、装着の時間帯を食事の時間から逆算して決めると無理がありません。


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・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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