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ホームホワイトニングで白くならないときは原因より先に判定の順番|3つの切り分けを中立解説

毎日続けているのに変化が見えないと、このまま続けていいのかが分からなくなります。原因を調べても、歯の質、人工物、使い方、期間といった話が並ぶだけで、自分がどれに当たるのかまでは決まりません。

困るのは、この4つで次にすることが正反対になることです。続けるのか、直すのか、方法そのものを変えるのか。判断がつかないまま日だけが過ぎます。

原因を全部読む前に、判定の順番があります。入口は2つ、経過した回数と、変わらないのが一部か全体かです。この2つで、3つの切り分けのどれかまで絞れます。

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※自由診療。2020年1月~2023年7月Basicプランの実績値(戻り防止器具をつける保定期間を除く)。マウスピースを破損、紛失した場合などは別途料金が発生します。上下前歯の部分矯正プランを120回払いで支払う場合の分割支払い金額(初回3,519円総額420,019円)。

目次

「白くならない」には2つの意味がある

最初に確かめておきたいことがあります。変化していないのか、変化に気づいていないのかです。

自宅で行う方法は、1回あたりの変化が小さく、少しずつ積み上がる形で進みます。1日で見て分かるほど動くことはありません。

そしてもうひとつ、条件として不利な点があります。自分の歯は毎日見ていることです。連続して見ているものの緩やかな変化は、人の目では認識しにくくなります。昨日との差がないので、開始時との差も見えにくいままです。

そこで効いてくるのが記録です。開始前に撮った写真や、医院で確認した色の段階があれば、比較する対象があります。逆に記録がない場合、「白くならない」という判断そのものが感覚の話にとどまります。

いま記録がなくても、この時点で撮っておけば以降の判定には使えます。同じ場所、同じ明るさ、同じ角度で撮るのが条件です。口元だけを寄って撮ると、明るさの差が色の差に見えてしまいます。

なお、施術直後に一時的に白く見える現象は、医院で行う方法のほうで起きやすいものです。光の反射と歯の乾燥によるもので、実際に色が変わる作用とは別に働きます。この2つの違いはホワイトニングの仕組みにまとめています。

判定に必要な経過 ― 数日で結論を出すのは早い

記録があるとして、次に見るのが経過です。

自宅で行う方法は、変化を感じるまで2週間程度が目安とされます。目標とする明るさに届くまでは、数週間から数ヶ月かかります。医院で行う方法が3〜5回の施術で数週間から1ヶ月半程度であることと比べると、時間の使い方そのものが違う方法です。

つまり、開始から数日の時点では、まだ原因を探す段階に入っていません。ここで「効いていない」と判断すると、判定が早すぎたことになります。

ただし、数える対象には注意が要ります。日数ではなく、実際に使用した回数です。開始から2週間が経っていても、装着した日が半分なら、積み上がっているのは半分です。抜けが出たときに何が起きるかはホームホワイトニングのデメリットで扱っています。

指示どおりの回数が積み上がったうえで変化が見えない。ここまで来て、はじめて原因を切り分ける段階に入ります。開始から白さが安定するまでの流れはホームホワイトニングとはにまとめています。医院で行う方法の進み方はオフィスホワイトニングとはのほうです。

切り分けは3つ。入口は「一部か全体か」

変化が見えない理由は、次の3つに分かれます。次にすることが違うので、区別する意味があります。

区分内容次にすること
A 経過が足りていない使用した回数がまだ積み上がっていない続ける
B 使い方で届いていない装着時間、ジェルの量、マウスピースの状態直す
C その歯には届かない人工物、神経を失った歯、変色の種類、歯の構造方法を変える

入口は「変わらないのが一部の歯か、全体か」

3つを上から順に検討する必要はありません。鏡の前で1つ確かめれば、入口が決まります。

  • 特定の歯だけ変わらないC の方向。その歯に固有の理由があります
  • 全体が変わらないA か B の方向。経過か使い方の問題です

前歯の1本だけが暗いままなのか、口全体が開始時と同じに見えるのか。この区別だけで、読む範囲が半分になります。

なお、全体に少しは変わったものの、思っていた明るさに届かないという状態もあります。これは「変わらない」とは別の話で、到達点がどこで決まるかという問題です。その場合はホームホワイトニングの効果のほうが答えに近くなります。

以下、A・B・Cを順に見ていきます。

A ― 経過が足りていない場合

全体が変わらず、使用した回数もまだ少ない場合はここに当たります。もっとも多い区分です。

AとBを分ける線は、指示された頻度で2週間分の回数に届いているかどうかです。届いていなければA、届いたうえで変化が見えなければBを見る、という順番になります。

自宅で行う方法は、1回あたりの変化が小さいところが特徴です。裏を返すと、回数が積み上がるまでは、見て分かる差になりにくいということです。日数ではなく回数を数えるのは、このためです。

このとき記録が役に立ちます。2週間ごとに同じ条件で撮っておくと、日々の見え方に左右されずに前回との差を確認できます。鏡だけで判断しようとすると、その日の照明や体調で印象が変わります。

抜けが増えている場合は、装着の時間帯そのものを見直すほうが立て直しやすくなります。時間帯の決め方はホームホワイトニングのデメリットで扱いました。

なお、この区分に当たるからといって、続ければ目標の明るさに届くとは限りません。到達できる範囲は歯の側の条件で決まる部分があり、その考え方はホームホワイトニングの効果にまとめています。ここで言えるのは、まだ判定できる段階ではないということです。

B ― 使い方で届いていない場合

指示された頻度で2週間分の回数を積み上げたうえで、全体が変わらない場合はここを見ます。直せる区分です。

確認する場所は4つあります。

装着時間が指示より短い。 過酸化尿素10%程度の薬剤なら1日2時間程度、濃度が高い薬剤なら30分から1時間程度が目安とされます。処方によって指示は変わるので、自分に出された時間と比べます。

ジェルの量が足りない、または気泡が入っている。 薬剤が接していない面があると、その部分には作用しません。マウスピースの内側で薬剤が広がっているかを、装着後に確認します。

マウスピースが合っていない。 変形している場合、歯とのあいだにすき間ができます。作製から時間が経っている場合も、歯の位置が変わって合わなくなることがあります。浮く感じや、外れやすい感じがあれば該当します。

装着前の状態。 歯をみがき、よくすすいでから装着します。汚れが残った状態では、薬剤が歯面に届きにくい状態になります。

ここで注意しておきたいのが、自分の判断で条件を強める対応は「直す」ではないという点です。装着時間を指示より延ばす、ジェルの量を増やす、といった対応は、しみる感覚が強く出る方向にはたらきます。薬剤の濃度と時間は組み合わせで設計されているためです。

工程ごとの意味とつまずきやすい場所はホームホワイトニングのやり方にまとめています。ジェルの扱いはホームホワイトニングのジェルとはのほうです。

C ― その歯には届かない場合

特定の歯だけが変わらない場合はここです。この区分だけは、続けても変わりません。

人工物は薬剤では明るくなりません。 詰め物、被せ物、差し歯、インプラントは、素材そのものの色なので、歯を明るくする薬剤は作用しません。前歯に人工物がある場合、周囲の歯だけが明るくなり、差が目立つ形になることがあります。この点はホワイトニングのデメリットでも扱いました。

神経を失った歯は、変色の場所が違います。 内側から色が変わっているため、外側から作用させる薬剤では届きにくい部類です。1本だけ暗い、という見え方をすることが多いのがこのケースです。この場合は別の考え方の方法があるので、状態を見てもらう段階に入ります。

変色の種類によっては、色が層の内部にあります。 薬の影響による変色や、生まれつきの色の濃さがこれに当たります。まったく変わらないとは限りませんが、届き方が違います。

もともとの歯の構造。 エナメル質の厚みや、その下にある象牙質の色によって、到達できる明るさは人それぞれ違います。どこまで届くかの決まり方はホームホワイトニングの効果にまとめています。

Cに当たる場合、そのまま続けても、変わらない部分は残ります。別の方法を検討する段階だと考えるほうが、時間も費用も無駄になりません。前歯に人工物がある場合は、色を合わせる順番もあるので、そこも含めて相談する形が現実的です。

費用の考え方 ― 続けるか切り替えるか

区分によって、この先にかかる費用が変わります。

  • A … 追加でかかるのは薬剤の分です
  • B … 使い方を直すだけなので、費用は増えません
  • C … 方法を変える分の費用がかかります

費用の目安は、自宅で行う方法が2万円から5万円程度、医院で行う方法が1回2万円から5万円程度です。両方を組み合わせる形は5万円から10万円程度とされます。

※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。本記事で示す金額はいずれも一般的な費用の目安であり、特定の医院の料金ではありません。

・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります

・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります

・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります

ここで押さえておきたいのは、判定を先送りするほど、CをAだと思って払い続けることになるという点です。区分が分からないまま薬剤だけを追加していくと、届かない部分に費用が乗ります。

費用の全体像はホワイトニングの値段に、両方を組み合わせる形についてはデュアルホワイトニングとはにまとめました。

自分がどの区分に当たるかは、いまの状態と経過を見てもらうと判定できます。オフィスホワイトニングの詳細はこちら

どの段階で相談するか

相談していいのか迷う、というのはよくある状態です。判断の目安を挙げておきます。

  • 指示どおりの回数を2週間ほど積み上げて、全体に変化が見えない場合
  • 特定の歯だけが変わらないと分かった場合
  • しみる感覚が続いていて、装着を続けられない場合
  • マウスピースが浮く、外れやすいなど、合っていないと感じる場合

「まだ早い段階なのかどうか」を判断してもらうために連絡する、という使い方で構いません。早すぎる相談で困ることはなく、むしろ判定が早く済みます。

伝える内容を整理しておくと話が早く進みます。開始した時期、実際に装着した回数、1回あたりの時間、気づいたこと。記録の写真があれば、それも一緒に見てもらえます。

しみる感覚が出ている場合の考え方はホワイトニングの知覚過敏にまとめています。

いまの状態を伝えて、続けるか直すか変えるかを決める段階です。オフィスホワイトニングの詳細はこちら

ホームホワイトニングで白くならないことに関するよくある質問

何日続けても変わらなければやめるべきですか

日数ではなく、実際に使用した回数で見ます。指示どおりの回数を積み上げたうえで全体に変化が見えないなら、使い方か歯の側の条件のどちらかになります。この段階で自己判断でやめるより、状態を見てもらって区分を確かめるほうが、次の判断がしやすい状況になります。

装着時間を延ばせば早く変わりますか

早く変わるとは限らず、しみる感覚が強く出る可能性が高くなります。薬剤の濃度と装着時間は組み合わせで設計されているため、時間だけを動かすと設計から外れます。変化が遅いと感じる場合は、時間を延ばすのではなく、処方の内容を含めて相談するのが順序です。

前歯だけ変わらないのはなぜですか

1本や数本だけが変わらない場合、その歯に固有の理由があることが多くなります。人工物である、神経を失っている、変色の種類が違う、といった可能性です。周囲の歯が明るくなるほど差は目立ちます。早めに確認しておくと、計画を立て直しやすくなります。

医院で行う方法に変えれば変わりますか

区分によります。使い方や経過が理由なら、医院で行う方法に変えることで進み方は変わります。一方、人工物や神経を失った歯のように、薬剤が届かないことが理由の場合は、方法を変えても同じ結果になります。切り替えを考える段階では、まず区分を確かめるところが出発点です。

まとめ

自宅で行う方法で変化が見えないとき、原因の一覧を上から読んでも、自分がどれに当たるかは決まりません。判定には順番があります。

まず、変化していないのか気づいていないのかを分けます。毎日見ているものの緩やかな変化は認識しにくいため、記録がないと判定できません。次に、日数ではなく実際に使用した回数を数えます。数日で結論を出すのは早い段階です。

そのうえで、変わらないのが一部の歯か全体かを見ます。一部なら、その歯に固有の理由(人工物、神経を失った歯、変色の種類)を疑う方向です。全体なら、経過か使い方のどちらかになります。

区分が分かれば、続ける・直す・変えるのどれかが決まります。分からないまま続けると、届かない部分に費用が乗り続けます。


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※ホワイトニングは自由診療(保険適用外)です。
・治療内容:マウスピースを用いたホームホワイトニング
・標準的な費用:初月22,000円(税込/マウスピース作成を含む)、2ヶ月目以降11,000円/月(税込)。マウスピースをお持ちの方は初月11,000円(税込)
・主なリスク・副作用:施術中や施術後に歯がしみる(知覚過敏)、歯ぐきの一時的な白濁や刺激感、時間の経過にともなう色調の後戻りが生じる場合があります
・受けられない場合:無カタラーゼ症の方、妊娠中・授乳中の方、未治療の虫歯や重度の歯周病がある方などは受けられない場合があります
・効果の感じ方や必要な期間には個人差があります


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